ルポ 食が壊れる 

食事 日常生活

私たちは何を食べさせられるのか?  堤未果


衣食住のうちの食。めし。ごはん。食事。料理。腹が減っては戦はできぬ。背に腹は代えられぬ。
食べ物はそんな大事な要素の一つであるにも関わらずに、あまり気にされていない印象を受ける日々です。自分の目線からすると、食が壊れたといっても過言ではないのかなと思っています。

つい最近、アニメで「J〇J〇の奇妙な冒険 黄〇の風」を見ていましたが、なんだかあのチームが出来上がっていく過程でも、はじめは温かい食事ありきだったんだなと感じました。
「事情も聞かずに、薄汚い自分に食事をくれた。」
「そこに美味しいリストランテがある。こいよ。」
そんな食事を食べるということが人を何かから立ち直させるきっかけになると感じさせてくれるシーンが印象に残りました。
もちろん、そのほかのスタ〇ド能力を考えた原作者に感動するとともに楽しんでおりました。

と、余談はこのくらいにして・・・(/・ω・)/

多少危機感を持っていた自分ですが、この書籍を知人に紹介されて少し気分が悪くなりました。
ブックカバーにある文言を拝借すると、
「ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業・・・」
読み進めれば進めるほど、じわじわと侵略されている食文化・食生活に何かできないものかとやきもきしてしまいます。

本で読んだ事例を少し紹介してみようと思いますが、やはり大事なのはこれからどう行動していくのかということ。今すぐにできないことも、少しずつ計画を立てて、5年後.10年後にどのような形で達成していくのかを考えていきたいなと思います。

※いらすとや。 画像はイメージです。 おいしいご飯は心を豊かにする✨

「人工肉」は地球を救う?
このタイトルの章には、100%植物性のハンバーガーを作って販売する、というかしている話が載っている。「味と食感に感激しました」という記載がある。
ただし、このバーガーを作る建前上の意図は、SDGsの観点から畜産業が、牛がメタンガスを出して温暖化を促進しているし、育てるために消費する水や飼料も多いからということのようだ。
この観点も間違っていることは後述の章で示されるが、このバーガーは遺伝子組み換えの大豆を使っているうえに、肉のような食感に加えて鉄分・亜鉛などもとれるように色々と「ご丁寧に」添付さえているのである。
生産者は、「人工肉=健康」という売り出しをしているが、以下のように懐疑的コメントがある。

「原料を見ると、明らかに超加工食品だからね」

ルポ 食が壊れる  堤未果  P.42 より

その通り以外言えないが、こんなにもよくわからない代物を誰が食べたいと思うのだろうか・・・💦
もしくは、食べたくなくても、この勢力が畜産業を駆逐して、市場にのさばって食を統制するようなことがあれば、食べざるを得なくなってしまうのだろうか・・・😢
なんでも試してみようと思う自分ではあるが、さすがにこれには手を挙げられない自信がある。

●フードテックの新潮流
この章ではテクノロジーを駆使して、食べ物をなんだかすごいことにしちゃいますw
こんなお粗末な表現で申し訳ありませんが、そのくらいひどい内容が多くて気分が悪くなりました💦
「22世紀フグ」(P.67)という満腹シグナル受容体遺伝子を破壊したフグを育てることで、通常よりも大きく育つ。ただし、それは食べすぎるということ・・・。食べすぎて不格好だけども捌いてしまえば誰もわからない。だから本書に書かれていたように、大手チェーン店18社にその魚を使うかと問い合わせたところ、9社のみ返答があり、3社のみ使用しないと言っていたそうな。。。
安く手に入って、高く売れるならゲノム編集していようが、食べた人に影響が出ようが関係ないし、何かあったときに、「政府からは許可されている。現時点でそういった報告はないため、慎重に判断していく。」等々の回答が期待できるだろう(/・ω・)/あちゃ~
その他にも、高血圧にならないトマトを小学校に送ったりしているらしい。小学生で血圧高い子はそんなにいないし、それが根本解決ではないことは誰もが承知しているのに、それは推し進められる。
その他、「培養母乳」(P.81)、「ワクチンレタス」(P.85)といった冗談なのかなと思う話題が続く。

※いらすとや。 画像はイメージです。  農業しますかー。

〇この本の後半部分にかけて、希望を持てるような内容が書かれていた。
酪農は牛舎に閉じ込めてやるから、環境への負担や費用増大・牛の健康状態悪化につながる。そういった内容が続き、今まで効率化を目指していた農業にくぎを刺す。
この章はまだ読み込み中ですが、元気が湧いてくるような内容でした。


読み進めるうちに、「やっぱり、農業しないとな。農業したいな。」そう思えるような内容でした。
こう思ったことも、実際に計画を立てて、いつどこで誰とやるのかを具体的にしていかないといけないと思います。
大体5年後くらいに土地をもってそこで農業をするには、今何ができるのかと勉強をしていきたいと思います。


コメント

  1. ゆり より:

    豚を大きくするためにホルモン剤を投与して大きくする。その豚をたべるとアタシたらにもホルモン剤の影響がある?!🐷

    最近は水がすごい問題になっていてるのでとにかく自分の身は自分で守ろうと思います🙂✌️

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