期待してみること

悪い 自分哲学

期待すること。

人に裏切られた時に傷つくから期待しないほうがいい。
期待しすぎるから辛くなる。
期待はしていない。

こんな言葉を聞くと寂しくなる。
人生、そんなもんなのだろうか。
期待したり信用することで裏切られたら辛いと思って人とのかかわりを切ってしまうのだろうか?
自分は、もっと期待してみたいなと思ってしまう。
先に挙げた例では、期待する=そうなるように操作すると思っているのかもしれない。
そんなことできないし、できたとしても反動がくる。

自分の信念、やってみたいことがあるかもしれない。
自分の周りの人、家族、友人、恋人に共感して、一緒に歩んでみたいと願うことはあるのかもしれないが、それを強制してしまっては一緒に歩んでいることにはならない。
首にリードをつけて連れ回しているようなものだ。
あくまでも、感化、もしくは宮台真司氏の言葉を借りるなら、感染することなくしては、一緒には進めないと思う。

感化、感染は突然に起きるのかもしれないが、そのための積み重ね、徳を積む生き方が大切になる。
また、すぐに伝わらない人にじわじわと伝わるように思いやってみることがいいのかもしれない。
もう、10年くらいかけて伝わりますように。くらいの気長さと辛抱強さが大事なのだと思う。
そんなにコロコロ変わってしまう人は困るけど、人が期待しすぎる時、動かしてみたい時には、なぜかすぐ、今すぐにを求めてしまいがちになる。
自分に当てはめて考えてみても、それは窮屈で不快だとわかるはずなのに、いざ自分の周りの人のこととなると急に頭が悪くなるのか、強引になりだす。
全くもって不合理で迷惑なのが自分→相手への過剰な期待、というか使役なんだろうと思う。

人に期待する時、そこには自分の利益とかじゃなくて、この人がこうなったら、その人も幸せだけど、周りが幸せになる。世界が幸せになる。それが自分の幸せなんだ、と思えるような期待や願い方がいいと思う。
正しいかどうかより、こっちの方がしっくりくる。
自分もそう人に思われる方が心地よい。
口では色々言われつつも、そこに相手からの大きな安心感を感じられたら行動してみようという気持ちにもなる。

もっと周りの人にも、日本にも、未来にも期待してみたい。
期待するからには、自分も明るい未来を作っていけるように行動していきたい。

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